GOLDEN GARDENのビール日記

広島にありますBEER PUB & KITCHENの徒然なる毎日。
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ひでじビール行縢醸造所へ行ってきました。

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 どうも、4月中に75kmランに挑戦しようかと思うすぐるです。

遅くなりました、2月14日に宮崎県延岡市にあります「ひでじビール醸造所」の見学に行ってきました。
今回は、ちょうど日程の合ったお客様と共に行ってきました。
通称・猫背さんという方で、ビールブログを書かれたり、「地ビールフェスタinひろしま2009」ではビアアドバイザーとしてボランティアとして参加された方です。

猫背さんとは小倉で落ち合い、特急で揺られる事3時間半で、延岡駅に到着。
ひでじビール醸造士・片伯部さん迎えて頂き、延岡発祥の「チキン南蛮」で腹ごしらえして、醸造所に向かいました。

チキン南蛮美味しかったです♪

醸造所へは延岡駅から車で数十分。
途中、あれよあれよという間に民家や建物が見え無くなり、
山道を走って行きながら、片伯部さんが「よく野生の動物を遭遇する」という話に納得していました。

行縢(むかばき)山がバックに立つ、オシャレな醸造所に到着。

玄関を入るとすぐに醸造のタンクや釜が見えるようになっていて、
その他に醸造過程やビールの説明などのパネルが並んでいました。
その後、試飲をしながら約2時間程度ビールのお話・・・

画像左)同行した猫背さん 右)説明をする片伯部さん
ここでは、ひでじビールの歴史、ビールへのこだわりなどを聞かせていただきました。

そして、もう一人の醸造士・梶川さん(右画像・黒い服の方)も加わり、工場内の見学へ。
工場では、まだ熟成段階の若ビールや、未だ開発途中の「新しいビール」へのお話もたくさん聞けました。

そして、話は今回のメインテーマでもあり、ひでじビールさんが最もこだわっている事の一つである「ビール酵母純粋自家培養技術」になります。

ビール酵母純粋自家培養技術とは、何でしょう?

ものすごく簡単に言うと、「醸造所でビール酵母を育ててる」という事です。
地ビールメーカーで、この技術を持っている所はほとんどありません。
それほど、この技術導入には豊富な知識や経験、そして費用がかかるそうです。

ちなみに、他の地ビールメーカーさんでは、

業者さんから酵母を買う

数回繰り返して使う(メーカーさんによって繰り返す回数は様々)

新しい酵母に切り替える。

といった流れがほとんどです。
(詳しくは当ブログ3月3日「酵母のお話し」に書いてあります!!)

では、「醸造所で酵母を育ててる」ひでじビールさんはどうなんでしょう?

答えは、「一回で交換する」です。
驚きました。耳を疑いました。

なぜ一回で交換をするのか?

理由は二つ。
1.自家培養により、酵母のストックがあるから。(なんと25年分!!)
2.「元気な酵母100%」で造りたいから。

2.の理由が、自家培養のもう一つのメリットです。
ひでじビールさんで使う酵母達は「全員が元気で働く酵母」なんです。
繰り返し使う事で生まれる「働かない酵母」や「死んだ酵母」を徹底して使わないために一回で交換すると決められているそうです。

その元気な酵母(エリート酵母)達がこれです↓

真ん中に見える白いブツブツが酵母です。
このエリート酵母をちょこっと採取し、10mlの麦汁の中に入れて増殖させます。

その後、100ml→1L→10L→100Lとゆっくりと時間をかけて増殖させていきます。
こうして、エリート酵母100%達はようやく麦汁との合流を果たせる訳です。

しかし、元気な酵母を育てたからといって=美味しいビールになるとも限りません。
そこには、お二人の並々ならぬ努力が必要なんです。

その中で最も重要なのが、やはり「清掃」
ビールの文化を発達させたヨーロッパと、日本では気温や湿度がまったく違います。
湿気の多い日本ではカビなどの悪い菌が生えやすいため、徹底した清掃が必要だそうです。
当初は、工場全体を出来るだけ無菌状態にする試みをしてたそうですが、やはり無理で・・・
考え方を変えて、ビールや酵母が通る所だけ無菌にしよう!と言うことになったらしいです。
片伯部さんの言葉を借りると

「ビールが通る道をアイルランドに。」ということです。
そのための徹底した清掃・・・頭が下がります(ToT)

そして、もう一つ印象に残った片伯部さんの言葉があります。

「僕らビール職人って呼ばれていますけど、少し違うんですよ。ビールを造っているのは酵母なんです。その酵母がより良く働けるように、僕らがサポートしているだけなんです。」

「サトシ(梶川さん【酵母の管理・発酵担当】)が、酵母達の住みやすい家を作る係。僕(片伯部さん【仕込み担当】)が、酵母達の美味い飯を作る係なんです。」

なるほど、あくまでも酵母たちが主役って事ですね(^−^)
今まで見学させていただいたメーカーさんとは、また違うこだわりを持っていると感じました。
本当に貴重なお話しを聞かせていただくことが出来ました。

そして、気づくと4時間が経っていました・・・
その後は、延岡市にあるひでじビールさんの直営店「麦酒蔵Hideji」で、片伯部さん・梶川さん・猫背さん・すぐるのアラサー男子4人組でバレンタインパーティーをしました♪

ビールの話も早々に、男4人があんな話やこんな話で深夜まで盛り上がりました(^-^)
醸造士のお二人とも、本当に真面目なんですが、気さくで話しやすく、優しい方々でした。
「このお二人が手がけるビールなんだから、美味いはずだわ・・」と感じた日でした。
本当に、楽しく濃厚な時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。

ひでじビール醸造所にて(左:梶川さん&右:片伯部さん)
JR九州の特急も気に入ったので、また行きま~す(^-^)

追伸:同行した猫背さんのブログ「猫背的麦酒録」にも今回の様子がアップされてますのでこちらも見てみてください(^-^)

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本日の樽生
〇ヴェデット エクストラホワイト(ベルギー)
〇エーデルピルス(サッポロ)
〇Toshi's IPA
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この記事に対するコメント

宮崎のひでじビールはビアフェスで飲んでからファンになりました。ここのビールは美味しいと思っていたのですが、これだけこだわりを持って作っていれば当然ですね。
今回の記事でそれがよく分かりました。ありがとうございます。
mocha | 2010/03/08 12:14 AM
>mochaさん
前回に引き続き、コメントありがとうございます。
造っている場所で、造っている人の言葉を聞くと、またビールの味が変わってくるような気がします。それが、地ビールの魅力の一つだと思っています。
この記事で、またひでじビールが好きになってもらえれば嬉しいです(^-^)
すぐる | 2010/03/08 12:22 PM
延岡に行ったんですね、自分の故郷・・・
田舎に帰ると立ち寄るとこでもあるし、懐かしく読ませていただきました。自然いっぱいで・・美味しいビールが育つんですよね。

黒木 | 2010/03/08 9:56 PM
〉黒木さん
コメントありがとうございます。
延岡が故郷だったとは存じませんでした。西区育ちで、大きな山に馴染みが無い自分には、醸造所の裏のむかばき山の何とも言えぬパワーに圧倒されて引き込まれそうになりました。
ぜひ、また行ってみたいと思いました。
またご来店の際は、延岡のお話を聞かせて下さい(^o^)
すぐる | 2010/03/09 5:22 PM
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